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    東京家族

    感動できる&笑える邦画

    基本情報

    出演 橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、妻夫木聡、蒼井優
    監督 山田洋次
    公開 2012年
    あらすじ 名匠・小津安二郎の「東京物語」(1953)にオマージュをささげた家族ドラマ。「東京物語」の舞台を現代に移し、老夫婦と子どもたちの姿を通じて、家族の絆と喪失、夫婦や親子、老いや死についての問いかけを描く。

    予告編を見る

    感想

    明けましておめでとうございます。2月末になってやっと新年初映画館に行きました。 初映画は「東京家族」です。小津監督の「東京物語」のアナザーストーリーのようなおもむきに久々に映画で感動できました。そして、妻夫木聡の横でこっそりエキストラ出演しているあの大物も見逃しませんでした....。

    小津監督の東京物語と言えば、白黒であること以外、昔の映画を見ている感覚がほとんど無い映画だ、という印象があります。たいてい昔の映画を見ると、その時代背景や言葉遣いや人間関係の常識を1から予想しながら見ることになるので、正直疲れるのですが、小津監督作品の場合はそれがあまり無いんです。人間のごく普遍的な感情を映画の中で刺激してくるので、いつの時代に、誰が観ても「あぁ、人ってこうなんだなぁ」と納得してしまう物語なんですね。

    そんな普遍的な物語だからこそ、現代の山田洋次監督リメイク「東京家族」がさらに現代人にとって体に染み入りやすい作品になっているんです。現代の家族への警鐘でもなければ当てつけでもない、この巧みなメッセージに感動しました。味で言うと、しょっぱいとかすっぱいとか苦いではなく、まさに「旨味」にあふれている映画だと思います。和風出汁映画とカテゴライズしても良いかもしれません 爆

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    一般的に、家族をテーマにした映画やドラマってどうしても共感を促す物語になりがちだけど、良い家族映画って必ずしも共感だけが面白さの軸じゃ無いと思います。家族って各々の人にとってそれぞれ特別で、他と比べたらいびつな関係性があると思うんです。だからこそ家族映画で描かれる家族も「この家族少し変だよね」っていういびつさが必要なのかなと思うんですよね。

    是枝裕和監督の「歩いても歩いても」、黒沢清監督の「トウキョウソナタ」、 森田芳光監督の「家族ゲーム」なんかは日本を代表する家族映画だと思うんですけど、それぞれで描かれている家族はやっぱりいびつなところがあります。ではその家族を描いた家族映画自体が作品としていびつかというとそうでは無くて、最終的にはそれぞれが現代の家族観みたいな大きな渦の中におさまっているように思います。

    家族って特別だよなっていう、その一点だけを強烈に浮き彫りに出来る作品が家族映画として良いものなんでしょうね。この「東京家族」の場合は、東京っていう記号を使って「家族なのにどうして...」を上手く描きつつ、妻夫木演じる昌次を使って、「やっぱり家族って”家族”なんだなぁ」を上手くあぶり出しています。

    小津監督の場合は、「家族なのにどうして...」に終止支配されて、ラストは最終兵器原節子にとどめをさされたのか、救われたのかわからない気持ちになります。 対照的に東京家族は欠落したものが最終兵器蒼井優によって埋め合わせれていって、割とハッピーな終わり方でした。 山田監督ならではの人情がしっかりと表現されていて、良い映画だなぁとラストカットを観ながら思いました。

    にしても、東京っていう記号はいつの時代も変わらないものでしたが、いつか社会構造とともに変わって行くんだろうな思います。 良い映画でした。

    余談
    冒頭で言っていた妻夫木の隣でエキストラ出演した大物というのは前回も記事にした「のぼうの城」の監督、犬童一心監督です。どういう経緯で出演しているのか一切わかりませんが、妻夫木君と仲が良くて付いてきちゃったのでしょうか?笑 スカイツリーを見上げる後頭部を好演していました。
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