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    Stuxnet以後の世界が気になる

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    僕はテックな人間でもなければ、工学系の人間でもないので、細かい詳細は全くわからないけど、Stuxnet(スタクスネット)が気になる。それこそ10年後の世界を想像した時に、このStuxnetがもたらした事はとてつもないものなんじゃないかとSF映画的な妄想が膨らんでしかたない。

    Stuxnetっていうのは2010年に現れたコンピュータウイルスで、イランにある核燃料用遠心分離機の約5分の1を使用不能にし、イラン初の核兵器製造の完成を遅らせてしまったという精緻かつ膨大なコードで構成されたウイルスです。このスタクスネットは誰が作ったかと言えば、おそらくアメリカとイスラエルじゃない?というのが通説です。

    これは2011年1月15日にNewYorkTimesが客観的な状況証拠をもって報じました。

    Israeli Test on Worm Called Crucial in Iran Nuclear Delay

    この記事を日本語で説明してくれてるのが講談社の『クーリエ・ジャポン』(2011年7月号 p.25-27)に掲載されています。

    このスタクスネットはイランの遠心分離機を機能不全にしたように、原発や給水施設などのインフラを制御する産業用システムを狙ったものです。これはつまりインフラの利益を受けている私達全ての一般市民が脅威にさらされているという事を意味します。

    とはいえ、もうStuxnet自体は脅威ではありません。Stuxnetが示したサイバーテロの青写真が、世界のテロリスト達に新たなヒントを与えてしまったのではないか、というのが非常に怖い事なのです。この事を『natureダイジェスト』(2011年9月号p.10-15)では「パンドラの箱が開いた」と表現しています。またこの雑誌の中で、以下のように言及していました。

    「大学の研究者は、産業制御システムのセキュリティーは技術的な問題にすぎず、科学的に重要な問題ではないと考える傾向がある。そのため、大学院生が暗号技術や産業制御に興味があると申し出ても、そのテーマは数学的に難しくないから博士論文にはならないだろう、と言われてしまうのだ。……サイバーセキュリティー科学という研究分野が実験結果の報告においても、それを利用する能力においても未発達である。」

    うーん、困ったものです。やはり、産業用のシステムセキュリティは極端に研究が遅れているようです。

    では日本は何をやっているかと言えば、最近だと2012年2月3日に経済産業省と一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター主催で、「制御システムセキュリティカンファレンス2012」が東京で開催されたようです。

    After Stuxnet、PLCの脆弱性の現実

    この記事を読む限り、日本にとってもStuxnetがもたらした影響は対岸の火事ではない無い事が、素人目にもうっすらと解ります。

    また、2012年3月にはCBSが改めてStuxnetを取り上げていました。 「サイバーセキュリティの脅威は対テロの脅威と同等、もしくはそれを凌駕するようになるだろう」という紋切り型の警句から始まります。

    Stuxnet: Computer worm opens new era of warfare

    しかし、改めて痛感するのはStuxnetのような脅威に対して対応できる人ってほんとに極一部の人々のみだという事です。サイバーセキュリティに携わる事が出来る人は同時にサイバークライムを引き起こす力を持つ人なので、その育成が積極的に行われないという現状はなんとか納得出来るものの、悠長な事は言っていられないのが、今現在の状況です。 とはいえ、限られた人たちにすべて任せるのは非常に無責任な事で、例えばコンピューターウイルスが原因でインフラの実害が起きた時に、その損害賠償は不可抗力により企業は免責になるのか、など事前に整備していかなければならないことは国にしても、私人にしても、たくさんあると思う。(もう準備万端なのかもしれないけどね)

    サイバー戦争とかサイバー犯罪という言葉って、現実味を持って問題提起されないところがある気がします。しかもサイバーテロを引き起こす人々はやはり頭のいい人という印象があるので、一部ではファッション化されている部分もあるように思う。 でも長いスパンで考えるとサイバーセキュリティは安全保障の根幹になってくるんだろうな、と感じています。

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