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    ダンシング・チャップリン

    ドキュメンタリー

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    基本情報
    出演
    ルイジ・ボニーノ、草刈民代、ジャン=シャル・ベルシェール、リエンツ・チャン、ローラン・プティ、ユージーン・チャップリン
    監督
    周防正行
    振付
    ローラン・プティ
    公開
    2011年
    概要
    「Shall we ダンス?」「それでもボクはやってない」の周防正行監督が、フランスの名振付師ローラン・プティによるチャールズ・チャップリンを題材としたバレエ「ダンシング・チャップリン」の舞台を映画化。チャップリン役を務めるルイジ・ボニーノや日本の草刈民代ら、世界のトップダンサーが舞台に臨むまでの60日間を追った「アプローチ」と、本番の演目を収録した「バレエ」の2幕構成。

    予告編を見る

    感想

    この映画に収録されているダンシングチャップリンというバレエは世界最高峰のエンタメショーだ。この映画は2部構成で出来ており、第一幕は周防監督と演出家のローラン・プティとのインタビュー、草刈民代ルイジ・ボニーノなどの主要キャストの練習風景が収録され、第二幕ではスタジオで撮影された映画としてのダンシング・チャップリンが収録されている。

    バレエを実際に観たことも無いし、ましてやチャップリンがテーマのバレエが存在することも知らなかったので、第一幕の練習風景やミーティング風景を観ている時には、一体どんな作品なんだろうと思いながらポカーンと眺めるほか無かった。そして、5分の幕間を挟み、第二幕が始まった途端、「こりゃすげーや」という興奮のショーが始まった。

    この映画に収録されているダンスは物語が強く意識されているわけでもないし、バレエの芸術性を提示しているわけでもない。ダンシングチャップリンという一連の振付のハイライトを最大限に価値を高めて収録した映像作品といえる。

    この中で特に僕が好きなのは警官のダンスだ。このダンスがバレエのジャンルに入っているのかはわからないが、とにかくこれが一番好きだ。これはチャップリン的にいえば、警察権力を滑稽に描いたユーモラスな振付なんだと思う。でも、音楽と振付の統一感が神がかってるから、必ずしも僕は滑稽とは感じなくて、自分の意識を通り越した無意識の自分が凄い面白がってるんじゃないか と思わせるような本能を刺激する振付だった。たぶん生後間もない赤ん坊にこの警官のダンスを見せたらどんなに泣きじゃくっていても、途端に泣きやんでテレビをかじりついて観ると思う。その光景が凄い目に浮かぶ笑

    もちろん、その他の草刈民代さんのバレエも素晴らしいし、監督の編集も必要不可欠の演出として出来あがってる。とにかく文句なしの映像作品だった。

    そして、映画の中でチャップリンの言葉を引用いているシーンがあり、その言葉が非常に印象的だった。

    コメディーの創作においては、 逆説的だが、悲劇が滑稽感をかきたてる。 滑稽さとはおそらく、脅威に対する反作用だ。 だから自然の力の前では、 我々の無力を笑い飛ばすべきだ。 あるいはいっそ狂うべきだ。

    個人的にはこの言葉が全ての笑いに通用する本質だとは思わないけど、笑うという事は人間が生みだした最高の処世術であることは間違い無いと思う。そして、どんな不遇も笑い飛ばせる人っていうのは現代では相当タフな人だろうし、もしくは人格者であるのかもしれないな。

    チャップリンという喜劇王をモチーフにしたバレエ、そしてそれを映像作品にしたこの映画は、チャップリンが表した"喜劇"の色んな面を言葉ではなく、身体表現だけで濃縮して伝えてくれている。 個人的にはこの作品のおかげでバレエが何故、高尚芸術なのかが良くわかった。 バレエは"メッセージ"や"感情"を体だけで伝えられるダンスなんだ。もちろんバレエ以外のダンスも感情の表出が出来るとは思うけど、バレエはその点で抜きんでた観客への到達力があるんだろうな。だからこそ観客の感受性がフルに求められるわけで、それはつまり芸術なんだろうね。

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