えんためのぼやき

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    Scent of woman

    感動できる洋画

    entry_img_207.jpg
    基本情報
    出演
    アル・パチーノ、クリス・オドネル、ジェームズ・レブホーン、ガブリエル・アンウォー
    監督
    マーティン・ブレスト
    公開
    1992年
    あらすじ
    学生のチャーリーは、アルバイトで盲目の退役軍人フランク(アルパチーノ)の世話をすることになった。フランクは無理やりチャーリーをニューヨークの旅に同行させる。旅行中、チャーリーの心は浮かない。彼はある事件に巻き込まれ退学の危機に陥っていたのだ。そんな中、フランクはこの旅の最後に俺は自殺をすると平然と言い出した・・

    予告編を見る

    感想

    良い映画に出会えました。 近頃は少し癖のある映画ばかり見ていたので、ギュッと感動出来る整った映画を観れて良かったです。

    盲人を演じたアルパチーノの鬼気迫る演技、そして、その役柄から表される大人としての振る舞い方は男のバイブルといえるかもしれません。

    scent of woman1 scent-of-a-woman3.jpg

    まず最初の見どころはアルパチーノのタンゴのシーンです。ここで一気にこの映画の魅力にのめりこみました。生まれて初めて社交ダンスというのをカッコいいと思いましたね。武道にも「心・技・体 一致」とあるように、全てのダンスに言える事は技術以上に「心」が必要だという事です。ストリートダンス的に言うと「グルーブ」ってやつですかね?
    この映画でのアルパチーノのダンスは無骨で盲目なフランクが彼の中に秘めている崇高な心をタンゴのリズムに乗せて観客に垣間見せてくれるとても重要なシーンです。フランクの人生の中の良かった思い出だけを濃縮して発散しているようなアルパチーノの表情がとても微笑ましく思いました。

    そして、何と言ってもこの映画の最大の見どころはアルパチーノのスピーチです。細かい状況の説明はしませんが、フランクが語る人間の勇気と高潔さについてのスピーチはメモ帳にでも書いて自分の訓戒にしようかなと思うぐらいの名スピーチです。「高潔」とは辞書的にいえば「利欲のために自分の心を動かさない事」という意味で、まさにチャーリーの決断も自分の損得とはもっと遠い次元にある自分の信念の為に決断したわけです。

    でも個人的にはチャーリーが選択した決断が最初は理解できませんでした。何故チャーリーは悪童達を守る必要があるのか、その選択に自分の進退を賭けるほどの意味はあるのか、と考えてみるとチャーリーは良い人すぎるんじゃないだろうかと思ってしまいます。またフランクが説く勇気と高潔さについても、素晴らしい訓示ではあるけど実際問題としてただの綺麗事になりはしないかとナナメから映画を判断することもできます。

    しかし、この映画では結果的にチャーリーは救われたし、悪童たちも改心するきっかけを掴めたかもしれない、さらにはフランクのスピーチを聴いた他の学生たちも感銘を受けたはずです。そう考えれば損得を考えずに下した決断がもたらした将来の利益はとてつもなく大きいものになったんですね。

    scent-of-a-woman4.jpg scent_of_a_woman2.jpg

    損得勘定というのは生きていくためには必要な事だけれども、そういう価値判断だけではない価値基準を持たなければいけないし、そういう高潔な人間を評価して、救済してくれるフランクの様な大人も必要なんですね。本来は権力者やリーダーにそういった価値基準を持った人物が必要なのに、そのような資質だけが置いてけぼりをくらっている事が多いような気がします。フランクが狂人扱いされていたのも、高潔さが欠如している社会への暗示だったのかもしれません。

    高潔さっていうのは高尚な話では無くて、身近なところでそういった人間性って試されてると思います。 サラリーマン金太郎がよく「打算で動くんじゃねぇ!」と吠えているように、まさに実生活や実社会の中にこそ「高潔さ」がますます必要なのかなぁと感じました。

    余談
    こんなこと考えてるとホントに背筋が伸びる思いになります。高潔な人ほど背筋がピシッとしているから社交ダンスが上達するんでしょうか? だからこの映画でもタンゴのシーンがあったのかな?笑
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    Secret

    レスリーノ岬 said:

    No title

    映画好きは話が合いそうですね。視野を広めるためにいろんなジャンルに興味を示すことは素晴らしいと思います。
    ぷっつん said:

    Re:

    お褒めの言葉ありがとうございます!
    何かの本で読んだ文の中に、
    "芸術とは現実の生活を「語る価値があるものに」変え、ほんの少しでも「生きる価値がある」ことを伝えてくれるものなのではないだろうか"
    と書いてあって、自分の場合は"芸術"を"映画"に置き換えてボーダレスに色んなものを見ようと思ってます。
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