えんためのぼやき

スポンサーサイト

スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
同じカテゴリ内の記事

    映画 レスラー

    感動できる洋画

    entry_img_192.jpg
    基本情報
    出演
    ミッキー・ローク, マリサ・トメイ, エヴァン・レイチェル・ウッド
    監督・脚本
    ダーレン・アロノフスキー
    脚本
    ロバート・シーゲル
    公開
     
    あらすじ
    栄華を極めた全盛期を過ぎ去り、家族も、金も、名声をも失った元人気プロレスラー“ザ・ラム”ことランディ。今はどさ回りの興行とスーパーのアルバイトでしのぐ生活だ。ある日心臓発作を起こして医師から引退を勧告された彼は、今の自分には行く場所もなければ頼る人もいないことに気付く。新しい仕事に就き、疎遠だった娘との関係を修復し、なじみのストリッパーに心の拠り所を求めるランディ。しかしその全てにつまづいた時、彼は悟る、例え命を危険にさらすことになっても、自分はプロレスラー“ザ・ラム”としか生きることが出来ない男なのだと

    予告編を見る

    感想

    とても感動出来る映画でした。

    この作品はダーレン・アロンフスキー監督いわくブラックスワンの姉妹作と言う事です。 なのでブラックスワンのようにとても怖い映画なのかなぁと思っていました。 しかし、予想とは違いとても感動できる、王道のシナリオです。


    ブラックスワンを先に観ていただけに、ミッキーローク演じるランディのレスラーとしての個人と親や男としての個人を二項対立として意識的に分けて観てしまうきらいがありました。しかし、そういった映画の構造を意識的に理解しようとする見方はあまりこの映画にはふさわしくないのだと思います。 一人のプロレスラーのドキュメントタリーを観るような感覚でいると、最後にはより心動かされるかもしれません。

    また、この映画は普遍的なストーリーという王道と、特異な状況下の主人公という王道を合わせた、(良い意味で)究極にありふれた映画と言っていいかもしれません。


    ブラックスワン同様にレスラーも非常にわかりやすいストーリーと人間描写ですが、両作品に特徴的な事は主人公の気持ちに観客が感情移入しやすいという事です。両者ともに非常に特異な状況下にいてとても稀有な体験をしているにもかかわらず、そんな主人公達に感情移入できるのです。

    それはひとえに監督の力なのかなと思います。 一見わかりずらい様相を呈しているのに実際はとても簡単で分かりやすい映画です。それが出来るのはこの監督の才能なのだろうと思います。シナリオも良いし、カメラワークも上手い、さすがハーバード卒の秀才監督です。

    たぶん監督の頭の中にあるものだけを忠実に再現しているのかなぁと思います。周りの人からシナリオに関してちゃちゃを入れられてないような気がします。時間も104分と意外にスッキリしています。

    ブラックスワンとレスラーどちらが好きかと言えば、レスラーの方が好きですね。

    劇中ではストーリーの細かいエピソードがランディの人間性をだんだんと浮き彫りにしていきます。強さ、プライド、やさしさ、不器用さ、彼の色々な側面が娘やキャシディとの距離感を遠のかせたり、縮ませたりします。 その過程で感じる一時の幸福感と絶望感というのは、プロレスが全てだったランディにとってはとてもコントロールの難しいものだったに違いありません。

    lv1f2267_large.jpg

    結局、年齢を重ねて来て、唯一変わらなかったもの、それはリングの上に立った時のファンの歓声だったのです。 リング上で鉄線によって血を流し、傷つくことよりも、自分が現実世界で感じる人間関係の痛みの方が、彼にとっては耐え難いものでした。リングで負った痛みや傷は、周りの人間が必ずいたわってくれる。しかし、孤独によって傷ついた心をいたわってくれる人が彼にはいなかった。なんとかして強い人間関係を得ようとしても不器用な彼にはとても困難なことだったのです。

    ミッキーロークの哀愁がとても切なく、そしてどこかカッコよくもありました。

    引退すれば孤独な死が待っている、しかし、リング上で死ねば多くのファンに惜しまれて死ぬことが出来る。彼が最後にどちらの死を選択したのかは実際描かれていません。しかし、この終わり方も含めていい映画だったと思います。

    男の大きな決心や決別のカッコよさをフルに感じて、「熱いものがこみ上げる」とはこういう事かと思わせてくれました。

    レスラーとブラックスワンを撮り終えたダーレン・アロノフスキー監督の次の作品が非常に楽しみです。
    thewresler1_02_large_large.jpg
    ミッキーロークが醸し出すこの雰囲気はこの映画の為にあったと言っても過言ではないでしょう!
    スポンサーサイト
     
    同じカテゴリ内の記事

    trackback


    コメントの投稿

    Secret

    zebra said:

    ランディは 不器用だな

    レスラー人生もピークを過ぎ、娘とは絶縁状態、ステロイドの影響で心臓は弱っているありさまの中年レスラー ランディー。

    娘さんとの約束すっぽかすのは さすがにマズイよ~(´Ц`)

    自分には「この場所しかない」不器用な生き方しかできないランディーは やはり 悲しい男です。

     そうでした。 ランディの他に もうひとり、不器用な男を過去にミッキー・ロークが演じた「ホーム・ボーイ」という'88年の映画に・・・ 男の哀愁が漂ってますよ。

    それは、ロークが アメリカ各地を渡り歩く流れ者ボクサーのジョニー役です。元妻のデボラ・フューアーと共演しています

     これ以上説明するとネタバレになりますので 省略しますが レスラーのランディーとはまた違った男の不器用さを「ホーム・ボーイ」のジョニーは持っています。

     「レスラー」と「ホーム・ボーイ」 ともにミッキー・ロークの主演で、ふたりの不器用な男が主人公 ランディーとジョニー

     ふたつの作品を比べながら見るのも 悪くないですよ
    ぷっつん said:

    コメントありがとうございます!

    ランディの不器用さと同時に、プロレスラー「ラム」への強迫観念みたいなのもあるような気がします。
    それも含めて悲しい男ですね。

    ホームボーイ観てみようと思います。
    Recent Entry

    ジャンル別検索

    Menu

    おすすめタグ別カテゴリ

    Response
    Comments<>+-
    Trackback <> + -
    Link
    おすすめブログ!!
    映画情報サイト
    ブログリンク集
    BlogTool
    • にほんブログ村 映画ブログ おすすめ映画へ
    • にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。