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    映画 「ケス」 / 少年と鷹

    考えさせられる洋画


    出演: デビッド・ブラッドレー
    監督: ケン・ローチ

    解説:  ヨークシャー地方の寂れた炭鉱町に住むビリー・キャスパーは年の離れた兄とケンカが絶えず、学校でもあまりぱっとしない地味な少年。彼は修道院跡の崖に鷹の巣がある事を発見し、巣からヒナを持ち帰る。ビリーはその鷹をケスと名付け、懸命に飼育する。読み書きも苦手だったが、ケスを育てるために必要であれば難しい本も読むようになった。ケスの調教は日ごとに成果を見せ、授業でその話をすると先生やクラスメイトのビリーを見る目も変わってきたが……。(allcinema ONLINE)

    すばらしい映画です。
    面白さはないけれど、とても考えさせられる点が多くある映画です。

    まず、劇中で行われていた学校の授業の模様が印象的でした。
    何の科目かはわかりませんが、テーマが「Fact and Fiction」です。

    生徒に「Fact」すなわち「事実」の定義を問い、自分の事実を語らせていました。
    物語の中でもこのシーンはとても大事な要素ですが、僕はこの授業に感動してしまいました。

    自分の事を人に対して客観的に伝える事は簡単なようで難しい事です。

    それは恥ずかしくてしゃべれないという事だけでなく、
    自分の体験を言葉にすることは子供にとって困難なことだと思います。

    この授業の本質はおそらく「内に秘めている個性が自分なのではなく、他人に語った事実で出来た人間が自分なんだ」ということだと思います。

    こう考えるのが正しいかどうかは置いといて、その考えは生きるためには必要な事です。
    イギリスの教育は今の日本にとって参考になると思います。

    そしてまた、主人公のキャスパーがケスを飼う理由にハッとさせられます。

    「ケスはペットじゃない、飼いならすことなんてできない。獰猛で超然とした鳥で、僕はケスの姿を見させてもらってるだけで十分なんだ」

    この考え方に僕はとてつもなく共感しています。
    動物にはそれぞれ尊厳と使命があり、その多くが愛玩用のために生まれてきたわけではありません。

    犬に限って言えば、多くの人々が長年の犬種確立の努力の歴史や知識を知らずに犬をペットとして迎え、ずさんな交配を行い、先天的に疾患のある犬を生み出してしまっています。
    また、殺処分されるペットが一時期話題になりました。

    それもこれも人間が動物に対する尊厳を持っていないからです。

    キャスパーがケスに抱く畏敬の念は本来に人間が持つべき感覚です。

    また、彼は自分の理想の人間像をケスに重ねているのかもしれません。現実の労働社会を目の当たりにしているからこそ、誰にも服せず超然として、尊厳を持っている存在に憧れているのではないでしょうか。

    ラストシーンはとても悲しいものですが、それでもキャスパーは悠然とその悲しみを乗り越えてくれるはずです。
    そんな事を思わせてくれました。
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    ゆら said:

    コメントありがとうございます

    はじめまして、ブログの方にコメント頂いたゆらです。
    コメント・アドバイスありがとうございます。

    タイもすごく良さそうなところですよね。
    いずれ行ってみたいものです。

    初海外ですけど、頑張ってきます!
    孵化寸前の鳥の卵とかは無理ですけど、蛇ぐらいなら食べてこようと思います(笑)
    said:

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