えんためのぼやき

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4分間のピアニスト

悲しくなる洋画



出演: モニカ・ブライブトロイ, ハンナー・ヘルシュプルング, スヴェン・ピッピッヒ, ヤスミン・タバタバイ, ヴァディム・グロウナ
監督: クリス・クラウス

本国ドイツで大ヒットを記録した、斬新なストーリーと圧倒的なピアノ演奏で綴る感動ドラマ。無実の罪で囚われた天才ピアニスト・ジェニーと、残りの人生を賭けて彼女を指導する老ピアノ教師・クリューガーとの激しくも暖かい魂のぶつかり合いを描く。

ピアノの演奏がヤバイ!
ただ演奏シーンがすごいだけではなく、すばらしいピアノ演奏はこの物語があってのこそ観衆の心をぐっと掴むんです。ジェニーとクリューガー先生の対立はピアノだけではなく何かもっと大きな「新」と「旧」の対立を描いているような、そんな感覚になります。
ジェニーにもクリューガーにもそれぞれ拭いきれないトラウマがあり、そして二人ともピアノを愛してやまない。
彼女らの生活からピアノを抜いたら残るのは絶望や憎悪や苦しみばかり、だから二人はピアノのために生きている
そう言っていいほどの過去と環境の中で生きているからこそ、ジェニーの4分間の演奏は彼女の人間性や人生を感じさせるほどの重さと深さを感じさせてくれるのでした。

本物の音楽はこういう事なんだろうな
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ヒーローショー

怖くなる邦画

ヒーローショー

監督 井筒和幸
出演 ジャルジャル、ちすん

アルバイトでヒーローショーの悪役を務めるユウキ(福徳秀介)。バイト仲間のノボルが、ユウキの先輩である剛志の彼女を寝取ったことから、ある日ショーの最中に激しい殴り合いが始まる。それだけにとどまらず、剛志は悪友たちと共にノボルをゆすろうとするが、ノボルも自衛隊出身の勇気(後藤淳平)を引き入れ、対抗する。

井筒監督の最新作ヒーローショーを観てきました!!
まず、ジャルジャルの演技が非常によかった
全く違和感なく、完全に役にはまってました。

監督は「吉本がお金出したからジャルジャルがキャスティングされたんだ」と言っていましたが、ナイスキャスティングです。

この映画の宣伝文句は
《彼らの暴走は止まらない!!青春★バイオレンス★エンターテイメント!!》
ですが、そんな爽快なもんじゃありません。
宣伝してる人もこの文句に違和感ないのかな?
最近の宣伝とか予告篇の作り方が観客をなめてると言われても仕方ないです。
井筒監督自身も憤っていましたが、


それはさておき、内容はかなり痛々しいです。
これまでの井筒監督作品にも暴力はつきものでしたが、明らかに今回はその質が違います。
これまでの暴力は不器用な若者の叫びや不満という何らかのメッセージというものがわずかながらあったはずで、それを観て観客は現実世界を打ち破るパワーのようなある種の爽快感を感じていたとおもいます。
(もちろん、「暴力はダメ、絶対」という人にとってはあり得ないことですが)

しかしヒーローショーでは嫉妬だとか憎悪、遊びといった感情で暴力が始まります。
観ていて胸くそ悪く、ホントにいやで仕方ないですが、現実にある今の若者の暴力はこういうものなんだとおもいます。
最近のク○ーズ、ご○せんのような若手イケメン俳優による喧嘩上等映画とは全く逆方向の映画と言えます。
監督自身、暴力のファッション化に対してのアンチテーゼだというようなことを言っていましたが、その通りの作品になっていると思います。監督のメッセージはビンビン伝わってきました。
エンディングの曲も監督らしかった笑


劇場ではジャルジャルファンの子が始まる前までキャッキャ言って、ジャルジャルが出るたびに笑どころを探している感じでしたが、観終わると「意味分かんないね」と沈んでいました。

井筒監督はこういう光景を見て、「ジャルジャルをキャスティングしてよかったな!」と大声で笑うのかな?笑

ヒーローショー



 

気狂いピエロ

考えさせられる洋画

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監督: ジャン・リュック・ゴダール
出演: ジャン・ポール・ベルモンド, ジャン・リュック・ゴダール, アンナ・カリーナ, グラツィエッラ・ガルヴァーニ, サミュエル・フラー
 ジャン=リュック・ゴダールの描く、「勝手にしやがれ」と並ぶヌーヴェル・ヴァーグの代表的作品。映画的文法に基づいたストーリーというものはなく、既成の様々な映画の要素を混ぜ合わせ、光・色・音等を交差させて、引用で組み立てられた作品。「勝手にしやがれ」のジャン=ポール・ベルモンドを主演にして、ただただ破滅へと向かってゆく主人公の姿を描く。(allcinema ONLINE)

ゴダールの二作目気狂いピエロを見ました!
「勝手にしやがれ」ではゴダールの凄みはあまりわかりませんでした。
しかし、今回二作目をみてなんとなくゴダールの凄みがわかった気がします。

自分は映画は物語性がなければならないと勝手に思い込んでいたんですね
ゴダールはそういう観念をぶち壊してくれました。

主人公は哲学を語り、深く考えるものの、彼の最終的な行動は一瞬の感情による衝動的なものです。
人間は薄っぺらいのか厚みがあるのかさっぱりわからない
そういうフェルディナンの二面性をみてマリアンヌは「ピエロ」と呼んでいたのかな?

ゴダールの作品はピカソの絵みたいなもんです。
作品の上っ面だけだったら意味不明ですもんね

 

カルテット

感動できる&笑える邦画

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基本情報
出演
袴田吉彦, 桜井幸子, 大森南朋, 久木田薫, 藤村俊二
監督・脚本
久石譲
公開
2001年
あらすじ
映画音楽の第一人者、久石譲の初監督作品。弦楽四重奏団を組んだ4人の若者の挫折と再起、愛と友情を爽やかに描いたジェネレーションムービー。最初は演奏も考え方も噛み合わなかった4人が、ドサ回りツアーを通して徐々にまとまっていくが…。
感想

音楽大学卒業後、バラバラになった4人がカルテットを組み、大会に向けて練習を重ねていくというもので、ストーリーとしては普通の映画なんですが、なんせ監督が久石譲さんなので音楽がすごくいい!!

劇中での音楽は大体が状況内音楽、つまり、物語上でキャストが聞いていたり、演奏する音楽なので映画に違和感がないから、映画に入り込めるし、単純に音楽の力ってすごいなって思います。 映画の面白さって音楽によって幾分左右されるものなんだなぁと思いました。

音楽できるようになりたいな~ 自分はピアノがチョロっとしか弾けないので、バンバン弾けるようになりたいです。 あっ、この映画のサウンドトラックいつも聴いています。

 

勝手にしやがれ

考えさせられる洋画

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出演: ジャン・ポール・ベルモンド, ジーン・セバーグ, ダニエル・ブーランジェ
監督: ジャン・リュック・ゴダール

フランス映画の巨匠ゴダールのデビュー作
正直難しい、セリフも哲学っぽい会話が多いので、字幕だとパッと理解できない。
でも、名作と言われるのには絶対その理由があるはずです。

自分の力では分析不能なのでネットで見つけたどなたかのゴダールについての文章を引用します。

彼はチャップリンやホークスといった娯楽映画を高く評価し、フランス映画を否定した。B級映画に対する興味も深まり、それが高じて自身もようやく映画製作に取りかかるが、最初の長編「勝手にしやがれ」のスタイルは、他の作家のそれとは明らかに次元が異なり、従来の映画形式を打破するほどの意欲作であった。隠しカメラを使うなどして、実際に路上で即興演技をさせて仕上げた作品だが、場面は途中でずたずたにカットされ、物語という時間の形式そのものを破壊しており、それはより「映画」を意識させた。滑稽とアマチュアリズムとわざとらしさ満ちた同作は映画における革命であり、ヌーベルバーグという映画傾向を生み出すこととなる。
 ゴダールは常に革命家であった。以後もゴダールは物議を醸す問題作を勢力的に次々と放ち続ける。その作品数は実験映画やVTR映画など幾度も寄り道を重ね、うなぎのぼりに増えていく。この革命精神が、後の映画に政治色を濃厚にもたらす結果となる。
 彼の初期作品の本質は、物語性よりも独創的かつ刹那的な映像と音響にあると言え、特徴的な性格を持つ登場人物たちの人生を、観客たちが補完し考えることで、映画全体のムードに浸れるというようなものであった。映画からは、どことなくゴダールの女性不信の思いが表れているような気がしなくもない。
巨匠の歴史第40回より)

物語という時間の形式を破壊しているから、まるで絵画を見ているかのような不思議な感覚になります。
またいつか見たらもっと違う感想が持てる映画だとおもいました。
 

善き人のためのソナタ

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監督 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク

2007年アカデミー賞外国語映画賞受賞作品
舞台は1984年の東ドイツ。反体制の者は否応なく権利を奪われ、尋問を受ける。特に芸術家はその影響力や発信力から国家の力によって何もできなくなってしまう。そんな状況の中、シュタージ(国家保安省)の局員ヴィースラー(ウルリッヒ・ミューエ)は、劇作家のドライマン(セバスチャン・コッホ)と恋人で舞台女優のクリスタ(マルティナ・ゲデック)が反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。ヴィースラーは盗聴器を通して彼らの監視を始めるが、自由な思想を持つ彼らに次第に魅せられ……。

ドイツの暗黒の歴史を描いたシリアスな社会派映画と思って見たら、ラストシーンは震え上がるくらい感動しました!
主人公は反体制の人間を監視し尋問する国家保安局の敏腕局員。人間を追い詰める術を大学で学び国家のために働く彼は劇中では一度も笑顔はなく、表情からは人間性が全く感じられない。

そんな彼が反体制の疑いをかけられた劇作家ドライマンの家を盗聴することになり、ドライマンとその友人たちとの会話やドライマンとその恋人クリスタとのやり取りを聞いているうちにだんだんと変わっていくのであった。

盗聴しながら聞こえてくる、ドライマンとその友人たちとの会話は国家にとっては危険かもしれないがいきいきとしている。一方、自分には自分の周りには心を通わせる友人はいないし、恋人すらいない。

ヴィースラーはみじめな自分と対照的なドライマンを何故だかかばうような報告をするようになっていく。

何故ヴィースラーは善人になっていったのか
それはドライマンの弾く「善き人にためのソナタ」を聞いたことがきっかけだったのかもしれない。

ロシア革命の指導者レーニンに「私はこの曲を聞いていることはできない、何故なら革命を断行できないからだ」
と言わしめたこの曲がきっかけになり、ドライマンへの羨望を彼を憎む事ではなく、助けることを選択させたのです。

人間性のかけらもなかったようなヴィースラーを変えさせた芸術と芸術家達
どんな非情な人間でも変わることができる、芸術はそれほどの力がある、そして何より国や権力や主義のために人間があるのではなく、人間のためにそれらがある。社会主義が崩壊したのは体制維持のために人を操るという矛盾があったからなのだろうと思います。

まぁでも、冒頭でも言っているようにこの映画は反社会主義のプロパガンダ映画では全くなくて、人間の美しい心を描いた、めちゃくちゃ感動できる映画なんです!

自分はこの映画の良さをこれから出会う人に必ず語り継ごうと思いました。
それぐらいイイんです!!
善き人のためのソナタ
 

みなさん、さようなら

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出演: レミー・ジラール, ステファン・ルソー
監督: ドゥニ・アルカン

ロンドンのやり手証券ディーラー、セバスチャン(ステファン・ルソー)は、長い間冷戦状態にあった父(レミ・ジラール)が重病だと知らされる。彼はモントリオールに戻り、父の”幸せな最期”を演出する。

この映画の原題は「Les Invasions Barbares」。意味は「蛮族の侵入」。邦題の「みなさん、さようなら」とは全く意味合いが違うというか、映画のジャンル分けも変わってくるのではと思うぐらい違う。
この映画を観るときは原題を意識しないと、どうしてこの映画がアカデミー賞外国語映画賞を受賞したのかわからないと思う。この映画は最期を幸せに終えるというただの感動映画ではなくて、父と息子を通して社会主義から資本主義へと変わった時代の価値観の対立を描いていると思う。
もちろん、そんなお堅い映画ではなく、死に際の親父とそれを送る友人たちとの下ネタ満載トークはおもしろい。
父親の最期のために、病院を買収し、友人を呼び集め、痛みを和らげるためヘロインを調達する息子。お金でなんでも解決する合理主義の息子の行動は愛があるのかないのかわからない。

明らかに資本主義に迎合しなかった父親のほうが幸せそうなので、きっとこの監督も資本主義とアメリカが嫌いなんだろうと思う。

資本主義が今の世界に必要なのはわかるけど、人は常に誰に対しても温かくあってほしい、そういうメッセージなのだろうと思う。

死に際に友人たちがあつまって、送ってくれるなんて素敵すぎる
幸福に死ぬるか、孤独に死ぬか、死ぬときににその人の生き方が問われるかという事だとしたら、自分が死ぬときに周りに誰がいてくれるのかとても気になります。

単純に感動できるし、その裏で歴史とか、哲学とか、生き方とか考えられる映画です。
つまりは、典型的ないい映画じゃん、!という事です。

みなさん、さようなら
 
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