えんためのぼやき

カテゴリ:悲しくなる邦画 の記事一覧(2件)


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成瀬巳喜男の名作 『浮雲』 

悲しくなる邦画

浮雲
監督…成瀬巳喜男
出演…高峰秀子,森雅之

解説:  「めし」「稲妻」の名匠・成瀬巳喜男監督が、とめどなく落ちぶれていく自堕落な男と、そうと分かっていながら結局どこまでも男に着いていってしまうひとりの女の宿命を描いた愛と悲劇の物語。戦時中、赴任先のインドシナで、妻ある男・富岡と出会い愛し合ったゆき子。終戦後、妻と別れて君を待っている、との言葉を信じ富岡のもとを訪れたゆき子だったが、富岡はいつまでたっても態度をはっきりさせようとしない。途方に暮れたゆき子は外国人の愛人となり、富岡のもとを去るのだったが……。(allcinema ONLINE)

世界の成瀬の名作映画、小津安二郎監督は、『浮雲』を観て「私には撮れない」と言い、成瀬巳喜男監督を絶賛したそうです。是枝監督は「歩いても歩いても」をつくるときは成瀬映画を参考にしたと講義で言っていました。
成瀬映画はこれが初めて見ました。恋愛映画はあまり見ないからどうなのかな~と思いましたが、すごいって言うのはわかる。

評論家目線で言うと、カットに無駄がないし、役者の演技がすごい。

普通目線で言うと、男と女のだらだらした愛が映画としての面白さと、つまらなさの境界線を行ったり来たりしてる感じ。こういう男と女の関係は日本映画でしか、しかも古い映画でしか見れない。だから、逆に自分的にはすごい新鮮に映りました。

「花のいのちはみじかくて苦しきことのみ多かりき」

映画の最後は原作者の林芙美子さんの詩で終わります。字のごとく、深い意味はないと思うけど、日本語のこのリズムと映画の空気が合っていて感慨ぶかくなる。

美しいもの(愛)ほど、もろくはかないもの、もろくはかないからこそ美しい。だから映画になる。

日本だな~

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蟹工船

悲しくなる邦画

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監督: SABU
CAST: 松田龍平, 西島秀俊, 高良健吾, 新井浩文, 柄本時生

北海道の先、カムチャッカ沖でカニを捕り、船上で加工缶詰を作る蟹工船の博光丸。そこで働く労働者は、監督・浅川(西島秀俊)の暴力と酷使に耐えながら、低賃金で重労働についていていた。そんなある日、労働者たちは一斉蜂起するが、力及ばなかった。しかし、労働者たちの心に火がつき、再び支配する者に立ち向かおうとする。

自分は原作を読んでいないので対比はできませんが、かなり監督のオリジナリティが出た作品だと思います。
あぁ、でもSABU監督作品見たのは初めてか
貧乏な家庭に生まれ、金持ちに労働力を搾取され、自分の運命に抗えない時代の若者たちの悲観というものが描かれていました。若者は未来に絶望し、来世は金持ちの家に生まれようと決意して自殺しようとまでする。

しかしそんな中、新庄は労働条件を良くするために団結し、ハチマキをまいて全員で浅川に直談判する。浅川は労働条件の改善を承諾するも、すぐに軍の駆逐艦の兵隊によって鎮圧されてしまう。
浅川は労働者の代表者である新庄をピストルで撃ち殺し、残された労働者はまた過酷な労働に戻っていく。

新庄を失った労働者たちは思う「代表者なんか決めなければ良かった。それぞれが自分の意思で行動しないといけないんだ」「俺たちは不幸や命令や我慢に慣れすぎているんだ」
そして、またハチマキをまき反撃にでるところで映画は終わる。

絶望的な状況だけどお笑いのTKOも出ていてコミカルな感じもありました。
松田龍平のオーラはすごいですね。
西島秀俊さんも相変わらずの演技で、機械化した鬼のようでした
高良健吾も最近大人気でね、

そういえばSWITCHという雑誌で松田翔太の取材特集をやっていたので読んでみたら
どうやら高良健吾と松田翔太は今年夏公開の「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」という映画で共演したらしく、共演する際に兄の龍平から高良のことを良い奴だと聞かされていて、大親友になったとか。
そのエピソードがすごいドラマチックだったのでぜひ読んでみてください。
偉そうだけど松田翔太のこと見直しました。

脱線しましたが映画はなかなか見どころアリだと思います。
原作よんでみようかな
 
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