えんためのぼやき


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今度は愛妻家

感動できる&笑える邦画

基本情報
出演
豊川悦司, 薬師丸ひろ子, 水川あさみ, 濱田岳, 城田優
監督
行定勲
脚本
伊藤ちひろ
公開
2010年
あらすじ
かつて売れっ子カメラマンだったが、今はプータロー同然の生活を送る俊介。そんな夫に文句を言いながらも世話を焼いている、健康マニアの妻さくら。ある日俊介は、さくらに半ば強引に子作りのための沖縄旅行へ連れて行かれる。しかしその日を境に、二人に微妙な変化が訪れる。

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感想

今度は愛妻家は2010年にパレードと同時に公開された行定勲監督作品です。 予想ではセカチューのような世界観なのかなーと思っていましたが、全く違いました。

この映画も劇場で観たいと思った作品だったのですが、宣伝で「夫婦におくるラブファンタジー」のような事を言っていたので、なんか行きずらいなーと思ってスルーしていました。 この映画は原作が舞台作品なので、映画も舞台を見ているかのような長廻しの映像が続きます。 結末がわかった上で見れば、全体的に悲劇の物語ですが、登場人物のやり取りなど部分部分で見れば笑える喜劇です。

また、この夫婦の関係性はフェリーニの「道」であったような、粗暴な男と献身的な女性という構図と似ているなと思います。「道」では男は支えてくれる女性が亡くなってはじめてその慈愛の大きさに気づきラストシーンで涙すると言う物語ですが、「今度は愛妻家」で描かれたのも、より日本的な形での夫婦のコミュニケーションの齟齬が生んだ悲劇です。

個人的には共感する点や戒められる点はなかったのですが、感動できて、笑える映画としてとても良い映画です。 家庭を持ったら感想が変わってくるかもしれないですね。

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EXIT Through The Gift Shop

ドキュメンタリー

バンクシー
基本情報
出演
ティエリー・グエッタ、スペース・インベーダー、シェパード・フェリー、バンクシー
監督
バンクシー
公開
2011年
予告
感想(ネタばれ注意)

知り合いの方にお勧めされたのでシネマライズにて見に行きました。 予想に反して、面白かったです! 途中からこの映画の方向性が見えてきてからの、流れがとてもシニカルでした。

中心人物はティエリーという映像オタク。 彼がグラフィティアーティストに興味を持ち、四六時中彼らに同行することで、 一過性のアートであるグラフィティを映像という記録に残していく物語。 のはずだったのだが、、、

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映画「127時間」

考えさせられる洋画


基本情報

出演
ジェームズ・フランコ、アンバー・タンブリン、ケイト・マーラ
監督
ダニー・ボイル
公開
2010年
あらすじ
2003年4月25日金曜日。いつものように行き先を誰にも告げず、休日はクライマーとして人生を謳歌しているアーロン。今回の目的地はブルー・ジョン・キャニオン。土曜日の朝、車からMTBを取り出し渓谷へ向かった。途中、道に迷った二人の女性を秘密の場所へと案内する。そこは岩と岩の隙間から下の泉へとダイブできる場所。大胆なアーロンの行動力は彼女たちを魅了する。そんなアーロンに、思わぬ災難が降りかかる。

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感想

疾走感のある音楽に合わせて気持ち良く映画が始まりました。
しかし、127時間のカウントがスタートした時から、一気に緊張と不安がないまぜになったサスペンスへと映画が変貌していくのでした。
個人的には観ているのがすごいつらい映画でしたが、とても満足度の高い映画です。

この映画が訴えかけるものは映画「Into The Wild」とほぼ同じと言って良いと思います。
アーロンは自然と一対一で対峙することで「孤独」で「自分勝手」な自分を「孤高」で「唯一無二」の自分へと昇華して、ある種の陶酔感に浸っています。
当事者からすればカッコいい生き方かもしれませんが、見方を変えて客観的に判断すれば、ナルシストであり、エゴイストでもあります。
そのような意識の中で、絶体絶命の状況に陥った時、人は何を感じるのか?
おそらくそれは計り知れないほどの孤独です。

そして、同時にこれまで自分にそんな孤独を感じさせないで常に寄り添ってくれていた身近な人々の存在に対して、感謝と愛おしさが生まれてくるのです。
非常にオーソドックスな心理描写ではありますが、それが実際の人間が体験する真理です。
「Into The Wild」でも主人公が見出した世界の真理は孤独をうめてくれる家族や友人との思い出でした。

しかし、何より今映画の主人公アーロンは生きて帰ってくるので歓びひとしおです。
そして、その生命力に驚愕です。彼が死んでいたらおそらく悲劇の「事実」としてメディアに取り上げられるだけだったかもしれません。あるいは白骨化して未だに見つかっていなかったかもしれません。
そんな「事実」が人間のドラマとして映画化され、アカデミー賞をとり、遠い日本でこんなブログ記事になるくらいに伝播していった事を考えれば、彼の勇気と生命力がもたらした影響はとてつもなく意義深いものです。

このアーロンの生還劇を見て小説「ライ麦で捕まえて」の中で出てきた一節を思い出します。

「未成熟なるもののしるしとは、大義の為に高貴なる死を求めることだ、成熟したもののしるしとは大義のために卑しく生きることを求めることだ」

生きることをあきらめずに、とにかく生きようとしたアーロンはすごいやつです。
 

「パレード」映画から原作を、そして最後に舞台へ

怖くなる邦画

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基本情報
出演
藤原竜也, 香里奈, 貫地谷しほり, 林遣都, 小出恵介
監督・脚本
行定勲
原作
吉田修一
公開
2010年
あらすじ
第15回山本周五郎賞を受賞した吉田修一の小説を、行定勲監督が映画化した青春群像ドラマ。都内のマンションでルームシェアをする4人の男女は、さまざまな不安を抱えつつも怠惰な共同生活を満喫していた。そんな折、男娼のサトルが同居人に加わり…。

この予告編おすすめ→予告編を見る


(ネタばれしてます、観てない人はダメ、絶対)

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愛のむきだし

考えさせられる邦画

愛のむきだし [DVD]
愛のむきだし [DVD]
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アミューズソフトエンタテインメント (2009-07-24)


基本情報
出演
西島隆弘, 満島ひかり, 安藤サクラ, 渡辺真起子, 渡部篤郎
監督・脚本
園子温
公開
2009年
あらすじ
幼い頃に母を亡くし、神父の父テツと二人暮しのユウ。理想の女性“マリア”に巡り合うことを夢見ながら、平和な日々を送っていた。しかしテツが奔放な女サオリと出会ってから生活が一変。やがてサオリがテツのもとを去ると、テツはユウに「懺悔」を強要するようになる。父との繋がりを保つために盗撮という罪作りに没頭していくユウ。そんな彼はある日、罰ゲームで女装している最中に、ついに理想の女性ヨーコと巡り合う・・・。

予告編を見る

感想
237分もある長ーい映画です。
「愛のむきだし」とタイトルが出るまで58分かかります笑
内容はタイトル通り「むきだし」で生きていくユウの変態物語です。
「結局人間に残る物は信仰と希望と愛、その中で最も輝くのは愛だ」というようなことを言っています。
宗教でけがらわしいとされているような「性」というものをユウは正面から求めていく。
男は原罪を抱えて罪を作ってでも自分のマリアを見つけるんだ

信仰の中で愛を定義するのではなく、愛のために作った罪を許してもらうために信仰があるんだ
そういう構造転換を起こしてくれる映画だと思います。
ドイツではカリガリ賞を獲ったという事で、この映画が表現主義的な映画であるという事ですが、
変態的要素によってうまく娯楽映画になっています。

とはいえ、主演の三人は大出世の映画です。
特に満島ひかりは一気に名を上げました。

安藤サクラは「俺たちに明日はないっす」で、なんだこの老けた女子高生役は!と思った衝撃以来でした
満島ひかりより1個下だったんですね笑

どんな角度から見ても、最終的には「人間って、、、」と考える映画です。まさに表現主義
 

川の底からこんにちは

感動できる&笑える邦画

川の底からこんにちわ
基本情報
出演
満島ひかり、遠藤雅、志賀廣太郎、岩松了
監督・脚本
石井裕也
公開
2010年
あらすじ
上京して5年、仕事も恋愛もうまくいかず妥協した日々を送る佐和子(満島ひかり)は、父親が病で倒れたことから帰郷。一人娘のため父が営むしじみ加工工場の後を継ぐことになるが、従業員のおばさんたちには相手にされず、会社の経営も倒産寸前に追い込まれていた。その上、一緒に工場の後継ぎになりたいと付いてきた恋人にまで浮気されてしまう。

予告編を見る

感想

自分のことを「中の下」の女と言い切る佐和子のキャラと言動が非常に面白い! 面白いだけでなく、最後はなんかすごい力をもらうことができた。 うん、良い映画だ。

中の下の女には中の下の人生しか送ることはできない。だから、しょうがないんだ。 そう決め込む佐和子も、実家に帰り、父親の姿を見て、男に逃げられ、どん底に落ちた時 頑張るしかない!と奮起するのであった。

とにかく佐和子のセリフ、口調、表情が8割がた心に残らないため、物語の後半で発する佐和子の必死な表情やセリフが観客にはずっしりと伝わってきます。

人は何かをあきらめた時にこそ本当の意味での「生きる」ということに執着するようになるのかもしれません。 現代人の新たな生き方を示唆しているのかもしれない

ラストシーンは笑いました。

 

ニワトリはハダシだ

感動できる&笑える邦画

ニワトリはハダシだ [DVD]
GPミュージアムソフト (2006-03-25)

基本情報
出演
肘井美佳, 浜上竜也, 守山玲愛, 原田芳雄, 倍賞美津子, 加瀬亮
監督
森崎東
脚本
近藤昭二
公開
2004年
あらすじ
舞鶴に住む15歳の少年サム(浜上竜也)は知的障害を持っているが記憶力は抜群にいい。在日朝鮮人のハハ(倍賞美津子)は潜水夫のチチ(原田芳雄)とサムの教育方針をめぐって対立し、現在妹を連れて別居中である。そんなサムとその家族が、暴力団を巻き込む警察汚職事件に巻き込まれてしまうが…。 ここでは現代日本が抱える社会問題が詰め込められるだけ詰め込まれ、その混沌とした中での猥雑で骨太な笑いから庶民のたくましさが活写されていく構図となっている。

予告編を見る

感想

久しぶりにいい映画をみました。 知的障害、在日朝鮮人、警察、ヤクザ、汚職、扱っている問題は映画にするには 重いし、どれもタブーと呼ばれているものばかりです。 にもかかわらず、見終わった後、明るくなれるし爽快感すら感じます。 どんな問題もエンターテイメントにしてしまう映画の真髄をみました。

森崎監督がインタビュー記事で知的障害を描こうと思った理由で

「知的障害児の母親がみんな「自分が生んだ子なんだから見て」なんて非常識な迫力をもっている事が分かったんだ。でも、その非常識な迫力こそ、この問題に立ち向かう術なんだよね。じゃあ僕が映画にして見せて回れば、この母親たちの要望に応えてる事になるんじゃないかって思うと、すごくホッとした。」

と言っていて、改めて映画の素晴らしさを実感しました。 最近の映画はどれも口当たりがよくて、なんか物足りないというか、琴線に触れないような感じがしていて でも、それが映画なのだろうか?とか考えたりしていたんですが。

常識を突き抜ける何かが映画には必要で、その点で森崎監督はぶれない信念があるから、 いろんなテーマをぶち込んでもエンターテイメントとして一貫性のある作品になるんだなぁと思いました。

いろんな人に見てほしいですね

 
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