えんためのぼやき


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映画「奇跡」

感動できる&笑える邦画



基本情報

出演
前田航基、前田旺志郎、大塚寧々、オダギリジョー、夏川結衣、阿部寛、長澤まさみ、原田芳雄、樹木希林、橋爪功
監督・脚本
是枝裕和

公開
2011年
あらすじ
小学生の兄弟、航一と龍之介は、両親の離婚で、鹿児島と福岡で暮していた。新しい環境にすぐに溶け込んだ弟・龍之介と違い、鹿児島に移り住んだ兄・航一は、現実を受け入れられず、憤る気持ちを持て余していた。ある日、航一は、新しく開通する九州新幹線、「つばめ」と「さくら」の一番列車がすれ違う瞬間を見ると奇跡が起こるという噂を聞く。もう一度、家族で暮したい航一は、弟と友達を誘い“奇跡”を起こす計画を立てる。

予告編を見る


感想

6月中に観ようと思ってましたが、やっと観ることが出来ました。
やっぱり良い映画でした。
是枝監督はこう言います。
「彼らの人生は映画の前も後も続いている。その一断面を示すような作品が好き。人間が成長することって、それ自体が奇跡だと思う」
【シネクラブ】「奇跡」 「人間の成長こそが奇跡」 是枝裕和監督インタビュー


ホントに是枝監督の作品には日常の先が見えて来ます。
それを感じられる映画ってすごい少ないと思うし、それを感じられる映画だとしても良い映画である事は保証できません。是枝監督冥利に尽きるという感じです笑

この映画の凄いところは大体このトークセッションでわかると思います。
是枝監督はおしゃべりな人じゃないから、MCの人の話の展開力が重要になりますが、糸井さんはうまい感じで是枝監督の話を沢山引き出してくれました。
『奇跡』試写会アフタートーク 是枝裕和×糸井重里

ただ50分もあるので、このトークで自分が「面白いなぁ」と思った事を挙げましょう。

1、子供の冒険や成長を支えてくれるのはおじいちゃんとおばあちゃん(監督)
学校では成績と関係のない場である保健室と図書室が子供にとってのサンクチュアリ。生活のなかではおじいちゃんやおばあちゃんが子供を成長させてくれるのかもしれない。子供や老人が社会に対して批評してくれる。

2、脱バイアグラな家族観(糸井さん)
アメリカ映画を見ていると言ってきますのキスをして、何か昇進すると抱きつく、誕生日を忘れると激怒する。これには密接な関係を常に表現する家族観が存在する。そして、一種のシンボリックな形としてバイアグラがある。つまり、バイアグラで興奮しないと心が信じられないのか?アメリカ社会はそんなに見せたいのか?と思う。
一方、是枝監督の映画では、それぞれがバラバラに生活しているのに互いに好きでいられている。これは脱バイアグラだね?笑 これをアメリカで描いたら悲劇に映るかもね笑

3、まえだまえだの親の教育方法(監督)
居るだけで周りが幸せになるまえだまえだ、彼らのお母さんの教育方針は「無人島に置き去りにされても、生き残れ」生きていく事をどれだけ前向きにとらえられるかを考えさせている、らしい。

4、「子供の映画だから、大人はアップいらないよ。みんな背中で演技できる人だからね」(キリン)
キリンさんはカッコいい。この言葉のおかげで瞬間瞬間で迷わなかった。(監督)

5、僕の映画の中では最も読後感の良い映画(監督)
空気人形の後に長年組んできたプロデューサーが亡くなってしまった。僕がオリジナルで作品を作れたのはその人のおかげだった。それ以降、映画を撮る事を休もうと思っていたが、お話をいただいて、子供たちを撮っていくうちに元気が出てきた。結果的に映画を作る事で僕自身が立ち直らせてもらった。僕にとってはそういう映画です。

糸井さんはMCとしてとても良い仕事をしてくれたと思います。
宿を貸してくれたおじいちゃんおばあちゃんのところは糸井さんの言うとおり、この映画での老人と子供の関係性を表した象徴的なシーンだったなぁと改めて思い出させてくれました。

確かにこの映画は凄いさわやかな気持ちになれます。それは監督自身に心境の変化があったからなのですね。
この映画でますます監督の作品の多様性が広がった気がします。次回作何年でも待ちます

そして、前田兄には30年後に寅さんのような役者になってほしいなぁと思いました笑
彼は完全に映画俳優向きです。

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空気人形

考えさせられる邦画

空気人形 [DVD]
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posted with amazlet at 10.09.11
バンダイビジュアル (2010-03-26)
基本情報
出演
ぺ・ドゥナ, ARATA, 板尾創路, オダギリジョー, 高橋昌也
監督・脚本・編集
是枝裕和
原作
業田良家「ゴーダ哲学堂空気人形」
公開
2010年
あらすじ
レトロなアパートで秀雄(板尾創路)と暮らす空気人形(ペ・ドゥナ)に、ある日思いがけずに心が宿ってしまう。人形は持ち主が仕事に出かけるといそいそと身支度を整え、一人で街歩きを楽しむようになる。やがて彼女はレンタルビデオ店で働く純一(ARATA)にひそかな恋心を抱き、自分も彼と同じ店でアルバイトをすることに決めるが……。

予告編を見る


感想

心を持ってしまった「空気人形」。
そのために自分が空っぽであることに気が付いてしまった「空気人形」。

「心を持つことは切ないことでした」
しかし、東京の街には自分と同じ空っぽの人間がたくさんいました。

それぞれが満たされたいと思っているのに、無関心でいられるのは何故?

「空気人形」がある意味で最も人間らしい疑問を抱き、詩を語る

生命は
自分自身で完結できないように
つくられているらしい
花もめしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする

生命はすべて
そのなかに欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分
他者の総和
しかし、互いに欠如を満たすなどとは
知りもせず、知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄

空気人形の目から見た東京の街はどのようにみえたのだろうか?
きっと羨ましくもあり、憐れでもある。そんな風に思ったかもしれない
初めから心を持って生きていかなければならない人間の運命は
常に時代に流され、社会に流され
苦悩を経験しながら、欲求を満たしていく。

人間と心を持った空気人形の感じる孤独に大した差はない。
ただ人間は空気を抜くだけで終われるような、単純な生物ではない。
そこが人間の幸福な点であり、残酷な点でもあるように思えた。


哲学的であり、詩的であり、映画的でもある世界観と
空気人形という非現実の存在を映すにもかかわらず、非常に現実味のある映像。

世界の是枝ここにありっていう感じです。
是枝監督は一体どこまで突き進むのでしょうか?
 

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メディアファクトリー (2003-06-27)
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監督/ 黒沢清
CAST/ オダギリジョー 、浅野 忠信、藤 竜也


眠ると未来の夢を見るという仁村雄二(オダギリジョー)は、いつもなにかにイラついていた。

そんな彼にとって同僚の有田守(浅野忠信)は、心を許せる唯一の存在だった。ある日守は「嵐が来るかもな」と言い残し、突然姿を消す。そんな雄二の前に、守の父、真一郎(藤竜也)が現れ、雄二はいつしか彼のもとで働き始める。世代も考え方も違う二人だったが、次第に守の残したクラゲを東京の河川で繁殖させるということに熱中していくのだった。

ある日、雄二は暴風吹き荒れる砂漠の中で一人歩く夢を見る……


ストーリーは淡々としていたけど、各人のセリフ、クラゲの存在、ラストシーンなど黙示的なメッセージ
がたくさんちりばめられていました。
夜の水面に光る一見美しいが猛毒を持つクラゲの存在と
本心をださない不器用な若者達の姿が重なって描かれていて面白かったです。

明るい未来の可能性に満ちた若者たちはともすれば人を殺しかねない猛毒を
持つ危険な存在でもある。若者よ今を大事に生きろよ 的なことなのでしょうか。

印象的なセリフは屋根に上ってテレビアンテナを破壊したオダギリが藤に一言
「上に登っても何もないことがわかりました」
この一言でオダギリは何かに気づいたんでしょう。
それが何かは分かりません。

黒沢監督はクラーク博士のように「青年よ大志を抱け」なんて
偉そうなことを言うんじゃなくて、
「青年よ自力で気づけよ」みたいなことを言っているように思いました。

ラストシーンはなんでやねんとつっこみたくりましたが、映画を理解する上でとても
重要なシーンです。

あとこの映画松山ケンイチのデビュー作らしいです。


 

パッチギ

青春の邦画

「ゲロッパ!」の井筒和幸監督が60年代の京都を舞台に若者たちの成長を描いた青春群像劇。日本人と在日朝鮮人の高校生が巻き起こす事件を中心に、若者の普遍的な純粋さや、恋愛、葛藤をダイナミックに描く感動作だ。複数のエピソードとシンクロする音楽の使い方も印象的。1968年、京都。高校2年生の康介は親友の紀男と一緒に、敵対する朝鮮高校へ親善サッカー試合を申し込みに出かけるが……。


自分いままでパッチギ見てなかったんだ!!テレビでもやってたような気がしてたけど
青春映画のジャンルだったらNo1だと思う。俳優も今では一人ひとりが主役張れるような人たちばっかりだったから、逆に今見たらすごい面白いかも。
主人公の松山康介に塩谷瞬 、アンソン役に高岡蒼佑、アンソンの妹キョンジャ役に沢尻エリカ、ほかにも尾上寛之
とか真木ようこ、小出恵介、オダギリジョーまで出てた。

行定勲監督の「Go」も同じテーマだけど在日の窪塚が父に対し「2世3世のお前らが解決しねぇから、俺たちがパッとしねぇんだろ」と言ったのを思い出しました。過去にとらわれてたらいつまでも身動きとれないよね。何事も。

yahooの映画レビューとか見てると下品だ駄作だという人もいれば傑作だという人もいます。
僕は傑作だと思います。
圧倒的に罵詈雑言の数が多かったのでなんかがっかりしました。
いままでヤフー映画のレビュー参考にしてきたけどなんか悲しいです。
日本の夜明けはまだまだ先です。
 

Big River

考えさせられる邦画

アリゾナの砂漠で出会った、国籍も境遇も全く違う3人の男女が、それぞれの人生に欠けていた“何か”を見つけ出すまでを描いたロードムービーだ。主演は日本を代表する若手俳優・オダギリジョー、「スタートレック」「NYPDブルース」など150本以上の作品に出演したキャリアを持つカヴィ・ラズ、モデルや女優として活躍するクロエ・スナイダー。第56回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門でプレミア上映され、最も美しい映画と評された。

最も美しい映画というのは納得!!それぞれのカットが写真にしてポストカードにしたいぐらい(言い過ぎ!?)きれいでした。ただそれ以外の感想を持つのが難しい!!
日本人バックパッカーのテッペイ・アル中の祖父と共に移動式トレーラーで暮らすアメリカ人サラ・妻を捜しに来たパキスタン人アリ、国も人種も違う人が旅をするとこんな感じになるだろうなという感じです。

英語で最低限会話はできても、真の意味でわかりあうことはできないんでしょうね。
ストーリーはあまり判然としない感じでした。サラとテッペイは恋仲になるもなかなかわかりあえない。
アリは妻を発見したが、アメリカ人男性と暮らしていることが判明し、アメリカと自分の人生を恨む。
全体的にぼんやりとした映画です。
まだ物語が終わっていないような印象を受けました。テッペイの旅のほんの一部分なんでしょうね。
 
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