タグ:音楽映画 の記事一覧(10件)
The Muppets / ザ・マペッツ
基本情報
出演 | ジェイソン・シーゲル、エイミー・アダムス、クリス・クーパー、ラシダ・ジョーンズ |
監督 | ジェームズ・ボビン |
脚本 | ジェイソン・シーゲル、ニコラス・ストーラー |
公開 | 2012年 |
あらすじ | マペットショーが大好きなマペットのウォルターは、同じ町で育った人間のゲイリーと大の仲良し。そんなゲイリーにLA旅行に誘われたウォルターは、念願のマペットスタジオを訪れることに。しかし、その人気はすでに衰え、スタジオは廃墟のようになっていた。 |
感想
日本だとマペットと言えば「セサミーストリート」が有名で、子供の頃、毎日TVから流れていた記憶がある。正直な話、当時からセサミーストリートはむちゃくちゃつまらない人形劇だなとずっと思っていた。色彩とかキャラづけは際立っていたけど、内容がひどくつまらないと感じていた。
映画 アマデウス

音楽家を描いた映画でここまで面白い映画は他に存在するのでしょうか?
かなりエンターテイメントを志向した映画である事は間違いないのですが、映画の題材になるモーツァルトの人生が特殊だったからこその映画だとも言えます。モーツァルトに関する歴史的な真実がどうであるにせよ、にわかクラシックファンにとっては、冷めかけていたクラシック熱を再加熱させてくれた映画となりました。
ショパン ~愛と哀しみの旋律~

最近興味本位でクラシック音楽を聴きはじめました。そんな人間がクラシック音楽について、ましてやショパンについて映画を観た程度でわかった風に語れる事は全くないのですが、何か書き残したいと衝動的に思いたったので備忘録的に書きます。
正直この映画には感動や高尚さや面白さはあまりありません。じゃあ何故それが映画になるのかと言えば、その人生を生きたショパンから素晴らしい音楽が実際に生まれているからです。
だから、観る側にはそれなりにショパンの人物像について映画で描かれている以上の事を妄想していく必要があるかもしれません。かなり能動的な鑑賞が必要です。
ショパンの音楽や人物像はかなり語りつくされているかもしれませんが、自分勝手に妄想したいと思います。
映画 歓びを歌にのせて

個人的に音楽をテーマにした映画に比較的ハズレはありません。
この作品も上記の動画の通りすばらしい音楽をストーリーの中で見せてくれます。
音楽映画が何故良いかと言うと、音楽を奏でる、歌う、創る人々の生きざまを観客ががっつりと受け止めた上で、
その音楽を聴くことが出来るからです。
絵画なんかも同様に時代背景や制作者の身の上話を知らないと中々感情移入できないと思います。
この映画では聖歌隊のメンバー全員に悩ましい問題があります。
コーラスの力によってそれぞれの問題があぶりだされ、コーラスの力によって問題が解決していきます。
音楽が人の創造物である以上、音楽にはドラマがあります。
愛、絆、憎しみ、嫉妬、不和、色んな要素が音楽には詰まっていると思います。
この映画ではそういった音楽のドラマ性を物語を通して、否応なく感じることができます。
現在ではメディアの進化によって、音楽が単なる「情報」と化してしまったから、お金を出してCDを買うという事をしなくなっています。だから、CDに付加価値をつけないと売れる事はまずないと思います。
個人的には利益相反は無いのでどうでもいい話ですが、この映画はそういった現代の音楽に対する価値観の襟を正すことができる力を秘めていると思いました。音楽は人間の創造物の最たるものなんだ!と思わせてくれます。
そして、主人公の天才音楽家の夢であった「人の心を開かせる音楽」はラストシーンで叶う事になります。
ここがまた個人的には考えさせられるシーンでした。
音楽映画によくあるような統率の無い集団が一体感を得て大団円という単純な帰結ではなく、
音楽の高尚さをすべて取り除いて、音楽の普遍性が極まった時に「人の心を開かせる音楽」は完成したのです。
なんか書いててよくわからない表現ですが、観てもらったらなんとなくわかってくれると思います。
映画館で観たかったなと思えるとても良い映画でした!
ペルシャ猫を誰も知らない

解説: 『亀も空を飛ぶ』などのイランのクルド人監督、バフマン・ゴバディが初めて故郷クルドを離れ、大都市テヘランを舞台に描く青春音楽映画。ポップ音楽の規制の厳しいイランで、さまざまな苦労をしながら音楽活動に情熱を傾ける若者たちの日常をゲリラ撮影で切り取る。主演の二人をはじめ、出演者には実在のミュージシャンたちが名を連ねている。ロックやフォーク、ヘビーメタルにラップなどの素晴らしい才能が眠るイランの多様な音楽シーンに驚嘆する。
シネマトゥデイ(外部リンク)
日本にいたらイランの情報なんてテロか石油の話ししかでてこない。
ましてやイランの音楽界の事なんて全く知る由もない。
イスラムの教えにより伝統音楽以外は厳しく統制されるという現状の中
イランの若者たちは、様々な場所で隠れて自分たちの音楽を練習する。
映画では主人公の二人がロンドンに行くためにバンドメンバー探しやコンサートの手配をしていきながら、イランの伝統音楽以外のロックやラップ、ヘビメタなど警察に隠れて活動する若者たちの現在を描いていく。
抑圧されているからこそ彼らの歌詞には説得力があり、メッセージ性がある
音楽への情熱、音楽の力、イスラム社会における自由とは
様々なことを再考させられる映画になっている
別に音楽で革命を起こしたいわけじゃない、ただ音楽を楽しみたいだけなのに、、、
彼らがいつかイラン国内で大観衆を前に胸を張ってコンサートをできる日が来るのだろうか
ONCE ダブリンの街角で
解説: アメリカでわずか2館の公開から口コミで動員数を増やし、最終的には140館での上映となった話題のラブストーリー。ダブリンの街角で出会ったストリート・ミュージシャンと音楽の才能を持つチェコ移民の女性が、音楽を通して惹(ひ)かれ合っていく様を描く。アイルランドの実力派バンド、ザ・フレイムスのフロントマン、グレン・ハンサードが主人公の男を演じ、同バンドの元ベーシスト、ジョン・カーニーが監督。男女のドラマを音楽に乗せて展開させる、ロマンチックな作品に仕上がっている。(シネマトゥデイ)
あらすじ: ダブリンの街角で毎日のようにギターをかき鳴らす男(グレン・ハンサード)は、ある日、チェコ移民の女(マルケタ・イルグロヴァ)と出会う。ひょんなことから彼女にピアノの才能があることを知った男は、自分が書いた曲を彼女と一緒に演奏してみることに。すると、そのセッションは想像以上の素晴らしいものとなり……。
(シネマトゥデイ)
歌がまず良い! ストーリーもダブリンの空気感や歴史と現実を切り取っていて悪くない!
製作費が1800万という事で映像が安いというかドキュメンタリーっぽくて最初は映画として不安になりましたが、
二人のセッションシーンでそんな不安は吹き飛びました。
こういう映画が日本にまで広がって観れるというのはホントに今の時代のグローバルの力ですね。
いい歌や映画というのはなんとか世の中に出せば正当に評価されるもんです。
ただ主人公の男の人は髭を剃った方がかっこいいんじゃないのかな?
アイルランドだけにアイリッシュウルフハウンドに似てましたけどね笑


4分間のピアニスト
出演: モニカ・ブライブトロイ, ハンナー・ヘルシュプルング, スヴェン・ピッピッヒ, ヤスミン・タバタバイ, ヴァディム・グロウナ
監督: クリス・クラウス
本国ドイツで大ヒットを記録した、斬新なストーリーと圧倒的なピアノ演奏で綴る感動ドラマ。無実の罪で囚われた天才ピアニスト・ジェニーと、残りの人生を賭けて彼女を指導する老ピアノ教師・クリューガーとの激しくも暖かい魂のぶつかり合いを描く。
ピアノの演奏がヤバイ!
ただ演奏シーンがすごいだけではなく、すばらしいピアノ演奏はこの物語があってのこそ観衆の心をぐっと掴むんです。ジェニーとクリューガー先生の対立はピアノだけではなく何かもっと大きな「新」と「旧」の対立を描いているような、そんな感覚になります。
ジェニーにもクリューガーにもそれぞれ拭いきれないトラウマがあり、そして二人ともピアノを愛してやまない。
彼女らの生活からピアノを抜いたら残るのは絶望や憎悪や苦しみばかり、だから二人はピアノのために生きている
そう言っていいほどの過去と環境の中で生きているからこそ、ジェニーの4分間の演奏は彼女の人間性や人生を感じさせるほどの重さと深さを感じさせてくれるのでした。
本物の音楽はこういう事なんだろうな
カルテット
音楽大学卒業後、バラバラになった4人がカルテットを組み、大会に向けて練習を重ねていくというもので、ストーリーとしては普通の映画なんですが、なんせ監督が久石譲さんなので音楽がすごくいい!!
劇中での音楽は大体が状況内音楽、つまり、物語上でキャストが聞いていたり、演奏する音楽なので映画に違和感がないから、映画に入り込めるし、単純に音楽の力ってすごいなって思います。 映画の面白さって音楽によって幾分左右されるものなんだなぁと思いました。
音楽できるようになりたいな~ 自分はピアノがチョロっとしか弾けないので、バンバン弾けるようになりたいです。 あっ、この映画のサウンドトラックいつも聴いています。
色即ぜねれいしょん
出演: 渡辺大知, 峯田和伸, 岸田繁, 堀 ちえみ, リリー・フランキー
監督: 田口トモロヲ
京都の仏教系男子高校に通う純は、ボブ・ディランに憧れる平凡な文科系男子。初恋の女子に告白できずに悶々としていた純はある日、童貞仲間に誘われるがままフリーセックス主義者が集まると噂される島へ行くことに。そこでオリーブと名乗る美少女に一目ぼれする純だったが……。ロックバンド「黒猫チェルシー」の渡辺大知が、映画初出演で主人公の純を好演。
王道の青春映画だった
なんかパンチは足りない感じはしたけれど、逆にそれが新鮮で悪くない映画でした。
「僕のコンプレックスは幸せ過ぎること」
そんな主人公今まで見たことない
でも、恥ずかしながらなんとなく気持ちがわかってしまう笑
渡辺大知のライブシーンはびっくり。あんなポテンシャル高かったんだ
タイトルの色即って何?と思ってたけど、映画観てわかりました。
「色即是空」この世にある一切の物質的なものは、そのまま空(くう)であるということ。
何一つ確かなことはない。目に見えているものが現実とは限らない。
マトリックスの世界のように人間は夢を見させられている存在なのかも
↑考え過ぎか
何が正しくて、何が間違いなのかもわからない人生なんだから、今を生きろ!!
法然さんはそう教えているのでしょうか?
あと、登場人物がよかった!!
父、ヒゲゴリラ、家庭教師、純の周りの大人は物静かだけど男気のある人たち
かっこいいよねこういう人って、言葉に重みがある。
こういう人達が若者を成長させて、社会を成長させるんだよ きっと
「自由は思い出の中にしかない」っていうセリフがあったけど、確かにそうだと思う。
自由をリアルタイムで感じることはなくて、ふと思い出したら「ああ、あれは自由だったなぁ」
と思えるものですよね。そもそも「自由を求める」っていう事を今の時代考えないけど笑
つまるところ、現実より、過去の思い出のほう断然面白いっていうことなのかな?
自分的にはそう解釈しました。
人間て過去になればなんでも美化できるもんだよね
だから、後先考えずやろうと思ったらアクション起こそう、今を生きるために
